高齢者の皆さんには、こんな困りごとがありませんか?
- よく転ぶようになった
- 買い物が大変になってきた
- 家族の物忘れが気になる
- 病気でも家で暮らせる? など
病気になったり、身体が思うように動かなくなったりしても、自宅で暮らしたい。
そんな願いを叶えるための支援として、私たち、ちとせクリニックが提供している在宅医療の仕組みがあります。通院が難しくなった方に、医師が定期的に訪問して診察します。
在宅医療は、どんな病気にも対応します。
- がん
- 認知症
- 心疾患、慢性心不全
- 脳梗塞・脳出血およびその後遺症
- 骨粗鬆症、骨折、変形性関節症など整形外科疾患
- 肺気腫、陳旧性肺結核などの慢性呼吸不全
- 腎臓病、腎不全、肝不全などの肝臓病
- パーキンソン病、ALSなど神経難病
- 褥瘡 など
苦痛を和らげる緩和ケアも行います。困った時には24時間365日、電話相談や緊急訪問の対応をします。老い、死に向かうご家族を持つ方にも、ACP (アドバンス・ケア・プランニング、
別名 人生会議)は役立ちます。初めてのこと、わからないことだらけの中で、ご家族の命に関わる意思決定をすることは容易でありません。どういう治療やケアを受けるか、どこで暮らすかということは、ご家族の生活や負担にも影響します。医療者は、病気の種類や進行具合、体力によって対応を検討しますが、医療には不確実さや限界があります。ACPでは、高齢や病気により回復が望めない場合、「延命治療を望む・望まない」という意思表明をすることができるほか、胃瘻からの栄養や人工呼吸器の使用などの選択についても、あらかじめ考えておくことができます。
何が延命治療にあたるのかは年齢や病状によって変わります。医療者にアドバイスを求めてください。また、答えには必ずしも正解がありません。あなたの価値観・人生観が反映されます。意思決定は何度でも変更できます。日頃からACPに取り組んで、ご本人やご家族が、気持ちや考えを共有することで、最適な治療や意思決定につながります。
本人の考えを尊重する対話を続けることが、ご本人を、ご家族を守ります。当クリニックがある世田谷区ではACPガイドブック、「LIFE これからのこと」が令和3年に発行され、どなたでもpdfがダウウンロードできるほか、さまざまな自治体で同様の取り組みがあったり、エンディングノートと題した冊子が書店で販売されていたりします。これからの暮らし方について、ご自身の考えを見つめ直す機会を持たれてはいかがでしょうか。