花粉症の季節です|世田谷区の訪問診療専門クリニック|ちとせクリニック

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花粉症の季節です

訪問診療

春の訪れは待ち遠しいものですが、ありがたくないのが花粉です。例年より多い、少ない、早い、遅いと時期が近付くにつれ、報道を気にされる方も多いのではないでしょうか。

もはや国民病ともいえる花粉症ですが、日本の患者数は約3000万人ともいわれ、その70%をスギ花粉症が占めています。花粉症は、体の免疫システムが空気中に浮遊する花粉に過剰に反応することで起こります。いわば、通常なら無害な侵入者に対して身を守ろうと頑張り過ぎている状態です。日本にスギ花粉症が多いのは、高度経済成長期に積極的に行われた植林の他に、地球の温暖化や地表の舗装も原因とされています。

主な症状はご存知のようにくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどで、対症療法として、抗アレルギー薬や点鼻薬、点眼薬などを用いてつらい症状を抑えていきます。

不愉快なものから命にかかわるものまで、全人類の50%がなんらかのアレルギーを持つとも言われながらも、意外なことに、アレルギーという概念が登場してまだ100年ほどしか経っておらず、アレルギーがなぜ存在するのか、よくわかっていない状態です。連続くしゃみのギネス記録はなんと441回。聞くだけで筋肉痛になりそうですが、くしゃみの際には横隔筋や肋間筋といった呼吸にまつわる筋肉を収縮させています。他にも咽頭筋や顔面筋といった、主に上半身の筋肉を使っています。激しいくしゃみをした時には、ぎっくり腰を起こしてしまうこともあるので注意が必要です。ところ変わって宇宙空間では、閉鎖空間である有人宇宙機では、常に空気が循環され清浄化されていますが、それでも人の皮膚や食べ物のかけらなど、ごく微小なゴミやほこりの粒子が常に漂っていて、宇宙飛行士は1時間に30回もくしゃみをすることがあるそうです。粒子でいっぱいの宇宙船。想像するだけで鼻がムズムズしてきませんか。

なお、当院では訪問診療をはじめる際に、花粉症だけでなく食べ物や薬、注射の際に用いるアルコール綿など、アレルギー全般の有無をお尋ねしています。分かる範囲で結構ですので教えてください。

ちとせクリニックの訪問診療は、持病の治療や病状管理だけでなく、花粉症などの季節性の症状はもちろん、その時々の健康相談にも幅広く対応しています。新型コロナワクチンやインフルエンザワクチン、肺炎球菌ワクチン、帯状疱疹ワクチンなどの予防医療も行っています。あなたの在宅かかりつけ医として、ぜひお気軽にご相談ください。
 

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