この度、院長の金井文彦医師が厚生労働省の推進する「認知症サポート医」の認定医となりましたのでご報告致します。
認知症サポート医とは「認知症の人の診療に習熟し、かかりつけ医への助言その他の支援を行い、専門医療機関や地域包括支援センター等の連携の推進役を担う医師」です。
地域における認知症支援の普及に取り組むと共に、ご高齢の方が安心して暮らせる町づくりに貢献できればと考えております。
アルフレッサ株式会社より年4回発行されております薬局向け情報誌『Fresh Leaf』にて、金井院長のインタビュー記事が掲載されました。
主な内容は在宅医療における現場側から見た多職種協働。
一例として「ちとせクリニック」では患者さんへのより良い診療提供を目指し、訪問看護師、ケアマネージャー、ヘルパーや薬剤師等多職種間のスムーズな連携・協力を強化しておりますが、在宅経験が無い場合等どうしても遠慮がちになってしまう事があります。そこで当院としては各専門性に基づく的確なアドバイスの発信を促進する為、各職種間の関係性をフラットに保つ事を意識・取り組んでいる旨を記載しております。
また多職種連携・情報共有を円滑する手段としてICT(情報通信技術)にも着目しておりますが、現状有用な外部共有ツールが無い為、それらのシステム構築が今後の課題であると締めくくっております。
10月20日(金)世田谷区烏山区民センター会議室にて近隣のケアマネジャー、訪問看護師などはじめ、多職種の方々約50名参加いただきました。永研会グループの強みである、医科、歯科、リハビリ連携の患者様の事例発表を行いました。
・医科は、整形外科医である我田医師が居室の環境整備、骨の治療を提案。
・歯科は松宮医師から口腔内の顎補綴(ガクホテツ、入れ歯のようなもの)により、言葉の聞き取り易さの改善。
・リハビリは、理学療法士の田島科長から歩行能力の向上。
こうして三科が連携して関わることで一時は寝たきりになりかけていた患者様のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)が、ご本人ご家族の努力の結果、向上し、今でもお元気に過ごされているという成功事例を講義しました。参加者のアンケートでも高評価をいただき、次回の開催も望まれる声もあがり大盛況で幕を閉じました。
訪問診療というものをより身近に感じて頂く為、10月15(日)
調布市内にありますマンション集会室にて訪問診療勉強会を開催させて頂きました。
当院ちとせクリニックからは看護師佐藤が訪問診療とは何か?その概要説明を行い、
また地域連携室の市川からは訪問歯科診療、訪問リハビリテーションとはどのような事を行い、
何が出来るのか等説明致しました。
尚、当日は生憎の雨にも関わらず近隣住民の方多数ご参加の上、
また熱心に講義に耳を傾けてくださり、皆様の訪問診療に対する関心の深さを窺い知る事が出来ました。
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